計算式プラグインで、文字列に対応したチェックボックスを自動選択する例です。
テキスト入力から自動的に区分選択できるので、入力の手間や表記ゆれを減らせます。
概要
要件の文字列に含まれるキーワードを判定して、対応する区分をチェックボックスに選択します。
例えば 車種を選択する例では、入力文字列から自動的に該当区分がチェックされます。
- 大型車:大型, 10トン, 10t, タンクローリー, トレーラー
- 中型車:中型, 8トン, 6トン, 4トン
- 小型車:小型, 3トン, 2トン
- 油圧ショベル:ユンボ, パワーショベル, ショベルカー
キーワードにより、複数の区分が選択される場合もあります。
例) "小型ショベルカー" → 小型車, 油圧ショベル
操作例

設定例(計算式)
// 区分 CHECK_BOX
LET(
str, ASC(要件,"an"), // 半角数字に統一
keys, ARRAY( // "選択肢|キーワード|..."
"大型車|大型|10トン|10t|タンクローリー|トレーラー",
"中型車|中型|8トン|8t|6トン|6t|4トン|4t",
"小型車|小型|3トン|3t|2トン|2t",
"油圧ショベル|ユンボ|パワーショベル|ショベルカー"
),
cat, ARRAY_MAP(keys, x, REPLACERE(x, "\|.*", "")), // 選択肢名
ARRAY_FIL(cat, x, idx,
TESTRE(str, ARRAY_GET(keys, idx)) // キーワード一致で選択
)
)
応用の考え方(概要)
ポイントは 「どの文字列から何を判定し、業務でどう活かすか」 を明確にすることです。
- 対象文字列を決める
例:問い合わせ本文、備考、ファイル名など - 付与したい区分を明確にする
緊急度、種別、注意タグ、担当部署など - キーワードを整理する
- 強いキーワード:誤爆少なく即判定
- 弱いキーワード:重み付けや閾値で調整
- 除外キーワード:誤検知を防ぐ
- 精度の許容度を決める
100%正解を目指さず、見落とし防止を優先 - 業務フローに結びつける
例:タグ付きで通知・承認・マスク処理
応用例
- 問い合わせ自動タグ(緊急度・種別)
問い合わせ本文の強いキーワードにだけ反応して、緊急度/種別タグを自動付与します。
マルチヒット可、重み付き+閾値で誤爆を減らします。 - 危険語・個人情報らしき記述の検知(注意喚起タグ)
本文から個人情報や機微情報の可能性が高い記述を検知し、注意タグを付与します。
目的は 注意喚起と運用フロー分岐(マスク/承認/保留)。
