概要
FISCAL_YEAR 関数は、指定した年度の開始日をもとに、日付が属する「年度(会計年度)」を計算できます。
企業の決算・レポート作成・教育機関などで、4月始まりや独自年度の区切りに対応する場面で活躍します。
基本書式
FISCAL_YEAR(日付項目 | "TODAY", "MM-DD")
日付項目:対象となる日付(例:契約日、提出日など)"TODAY":当日の日付を使用したいとき"MM-DD":年度の開始日(例:“04-01”, “07-10”)- 年度開始日は
"MM-DD"形式で自由に設定可能(例:“01-01”, “04-01”, “07-10”, “12-31”)。 - 結果として返される年度は、「開始年」を整数で返します(例:2024年度 → 2024)。
使用例
FISCAL_YEAR(日付, "04-01") // 4月1日始まり
FISCAL_YEAR(日付, "07-10") // 7月10日始まり
FISCAL_YEAR("TODAY", "01-01") // カレンダー年と同じ
結果例
| 日付 | 開始日 | 計算式 | 結果(年度) |
|---|---|---|---|
| 2024-03-31 | “04-01” | FISCAL_YEAR(日付, "04-01") |
2023 |
| 2024-04-01 | “04-01” | FISCAL_YEAR(日付, "04-01") |
2024 |
| 2024-07-09 | “07-10” | FISCAL_YEAR(日付, "07-10") |
2023 |
| 2024-07-10 | “07-10” | FISCAL_YEAR(日付, "07-10") |
2024 |
応用:今日が属する年度末日を求める
例えば、「年度開始日が3月1日」で、**今日が属する年度の終了日(=翌年度の開始日前日)**を求めたい場合は、LET 関数と組み合わせると便利です。
式:
LET(
fiscalStart, "03-01", // 年度開始日(任意に変更可)
today, TODAY(), // 今日の日付
year, FISCAL_YEAR(today, fiscalStart), // 今日が属する年度(開始年)
nextStart, year + 1 & "-" & fiscalStart, // 翌年度の開始日(YYYY-MM-DD)
fiscalEnd, DATE_ADD(nextStart, -1, "day"), // 年度終了日 = 翌年度開始日の前日
fiscalEnd // 結果として返す
)
例:
- 今日が
2024-08-15の場合、fiscalStartが"03-01"→ 結果は2025-02-28 fiscalStartを"04-01"に変えれば、年度末は2025-03-31
補足
- 応用式は、年度末での通知・アラート、締め処理の自動判定などに活用できます。